スクーターレースは明石さんまがCMしてた、スズキのHI(歳がバレます)で、ボアアップ59t。キャブはケイヒンPWK28でウエイトローラーは2gとか3g・・・ポートやピストンを削り過ぎてはいくつもたた回るだけのスカスカエンジンを作った末に、たどり着いた水冷ヘッドでした。 圧縮比は測っていませんがセルでは回せず、キックオンリーでした。 クラッチはドリリングで穴だらけ、12,000rpmでフロントタイヤを軽々と持ち上げて走り出し、12,000rpmを維持したままNSR50を後目にして、グイグイ加速して4h耐久レースだったんですが、当時、「ゼッタイ切れないケブラーベルト!」として売られていたベルトが30分で切れてしまうので、給油毎にベルト交換! 「FJは、速いけど壊れるのも速い!」と、結局入賞できないマシンでした。 水冷ヘッドは、そんなセッティングで4h走っても、「ピストン穴あき」も「キーを切ってもエンジンが止まらない(ランオン)」状態にもなりませんでした。 JOG(2JAの頃ですが…)は13,000まで回すとクランクシャフトがよじれてしまいました。 それからFJ号のホイールは、ミラの10インチのを内側をくり抜いて、アルミ板を溶接した苦心の作です。(初めてのTIG溶接で、大ちゃん先生に色々アドバイス頂いて頑張りましたが、鱗状には程遠いハナクソ溶接です)併せて観てやってください。 FJ号は、一般走行重視で音量を気にして、スズキ純正のストリートマジックのマフラーの曲がりを修正し、NSR250の純正サイレンサーですので最初の吹け上がりがイマイチですけど、一度スピードにのればそれなりに速いと思います。
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